東京オリンピックに向けたキャッシュレス化の現状の課題と展望!

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とうとう2年後に迫った東京オリンピック。先進国の中でもキャッシュレス化が遅れている日本ですが、外国人観光客の増加により今後のキャッシュレス社会の加速が予想されます。

今回は、そんなキャッシュレス化の課題と展望についてシェアします。

私たち国民にとっても大切なことなので、興味深い内容になると思います。

日本のキャッシュレス事情

世界中で日本のイメージについて聞くと、必ずと言っていいほど「テクノロジーが進んでいる」という回答を得ます。

先進国でものづくり国家である日本は、これまでにもたくさんのIT商品を開発してきました。

しかし、実際日本を訪れた外国人観光客が口を揃えて言うのは「現金しか使えなくて不便…」ということです。

世界でも有数のIT国家が、現金しか使えない…のはとっても不思議なことです。

実際、日本のキャッシュレス事情は先進国の中でもダントツで低く、ある調査によると約20%とも言われています。

お隣中国では60%、アメリカでは46%、韓国ではなんと96%という数字です。
キャッシュレス決済は、クレジットカードやデビットカードだけじゃなく電子マネー、スマホ決済なども含みます。

日本国内でも「楽天EdyやSuicaなどの電子マネーがどこでも使えるよ」と思うかもしれませんが、世界のキャッシュレス国と比べるとまだまだ少ないのが現状なのです。

なぜ日本ではキャッシュレスが進まない?

日本でキャッシュレス文化が浸透しないのには、いくつかの理由があります。

理由その1:国民の強い現金志向

「カードだと使い過ぎてしまう」、「セキュリティーが心配」など、クレジットカードなどに抵抗を示す人がとても多いです。

確かに、クレジットカードだと即時に引き落としがこないので気づかないうちに使い過ぎてしまうこともあるかもしれません。

あと、現金の方がお金の有り難みがわかるということもあり、なかなか子供など若い世代までキャッシュレスが広がらないのが現状のようです。

また、日本の現金の高い信用性も大きく関係しています。

例えば、中国を例にすると中国では偽札が多く出回り、それによる被害が大きいです。

そうなれば、国家の損失になるので対策が急務です。

それに比べて、日本では偽札の心配がほぼなく現金の信用性がとてつもなく高いのです。

理由その2:治安の良さ

これは、偽札も含みますが日本は世界的に見てもかなり治安がいいです。

街中で財布を落としても必ずと言っていいほど誰かが届けてくれますし、カフェやレストランでテーブルに荷物を置いても盗まれる心配は基本的にありません。

そのため、多額の現金を持ち歩いてもリスクが少ないです。

海外では、基本的に多額の現金を持ち歩くのは盗まれたりする危険性があるので、できるだけ人々は持ち歩きたくありません。

そのため、カードやスマホなどで管理してリスクを回避するのです。

理由その3:銀行のキャッシュレス化参入への低姿勢

日本でキャッシュレス化が遅れる理由の一つに、大手銀行の経営基盤に関わる事情があります。

日本では、街中の至る所にATMがありいつでも現金を引き出すことができます。

銀行によっては、ATMを利用するのに100〜200円ほどの手数料を支払わなければいけなく、この手数料が銀行にとって大きな稼ぎになっているのです。

ちなみに、大手銀行の「セブン銀行」では、このATM手数料だけで純利益261億円のうち99%を稼いでいるとも言われており、銀行にとっていかにATM手数料が大切かがわかります。

その結果、キャッシュレス化を進めたくてもなかなか実現できていないというのが現状なのです。

日本のキャッシュレス化の展望

日本キャッシュレス

国内では、2020年の東京オリンピックに向けてキャッシュレス化の向上を目指しています。

2015年に閣議決定された「日本再興戦略」の中に2020年に開催される東京オリンピックを目安に「キャッシュレス決済の普及」が盛り込まれています。
具体的な動きとして、

・商店街や観光地でのカード決済端末の導入
・クレジットカードが利用できるATMの設置
・年金や国民保険などの電子納付など

キャッシュレスを導入するメリットとデメリット

メリットデメリット

メリットその1:ポイントでお得に

キャッシュレスで支払うと、クレジットカードなどの定めたポイントがもらえます。

これは、カードによって還元率が異なるので一概にどのくらいのポイントかは言えませんが、カードによっては1%〜もらえることもあります。

また、電子マネーにも独自のポイントがありキャッシュレスで支払うだけでお得に買い物ができるのです。

メリットその2:お金の管理が楽

クレジットカードや電子マネーで支払うと、利用履歴が残ります。

デビットカードなら支払った後すぐに利用明細が送られてくるので、どのくらい使ったか一目でわかります。

また、家計簿の代わりとしても便利なので、お金の管理がこれまで以上に簡単になります。

メリットその3:クレジットカードの社会的信用度

クレジットカードには、基本的に審査がありある程度の収入がないと作られません。

以前のようにクレジットカードを持っているだけでステータスにまではいかないかもしれませんが、そのようなカードもまだあります。

カードを発行できる=社会的信用があるということになり、誰でも持てるものではありません。

デメリットその1:どこでも使えるわけではない

どんなにキャッシュレス化が進んでも、どこでも使えるわけではありません。
電子マネーが利用できる場所でも、その種類によっては使えないこともあるので自分の持っている電子マネー(キャッシュレス方法)がお店に対応しているか確認します。

デメリットその2:後払いのリスク

これは、クレジットカードのことですが、後払いだとどうしても使い過ぎてしまうことがあります。

クレジットカードによっては、ボーナス払いやリボ払いなどに対応しているものもありますが、後払いには変わりありません。

まだまだ課題はあるが、キャッシュレス化は加速する

説明したように、日本国内では海外のようにキャッシュレス化のインフラが整っているわけではないので、すぐにキャッシュレス化が浸透するのは難しいです。

日本政府は、大阪・関西万博の2025年に向けてキャッシュレス決済比率を40%まで引き上げることを目標にしており、将来的には世界最高水準の80%を目標にしています。

まとめ

まずは、2年後に迫った東京オリンピックに向けてこのキャッシュレス化の動きがより活性化することが予想されるので、今後の動きに注目が集まります。

今回は、日本のキャッシュレス事情についてでした。最後まで読んでいただきありがとうございました。